一般社団法人ダム工学会
 
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行事報告(20周年記念事業)

「ダムの安全管理・点検のための最新計測技術に
関するシンポジウム」の開催

 平成22年10月1日(金)、東京都内で「ダム工学20周年記念事業 ダムの安全管理・点検のための最新計測技術に関するシンポジウム」が開催されました。このシンポジウムは、近年の土木構造物の長寿命化、ライフサイクルコストの縮減、大規模地震動に対する対応などの動きを受けて、土木構造物の中でも重要構造物とされるダムにおける安全管理や点検のための計測における最新技術に関して、産官学の技術者、研究者が一同に会し最新技術に関する論文発表や討論・質疑応答を通じて,今後の新しい計測機器、システムを用いたダムの安全管理のあり方について討論、技術の情報交換等を行うことを目的に開催されたものです。
 主催は、一般社団法人ダム工学会、独立行政法人土木研究所、国立大学法人山口大学の三者からなる実行委員会で、財団法人ダム技術センターの協賛を得て開催されました。
 シンポジウムは午前9時半から始まり、開会式では共同実行委員会委員長であるダム工学会副会長本庄正史(株)大林組副社長、山口大学大学院理工学研究科川崎秀明教授が挨拶され、この後、キーノートスピーチとして(財)ダム技術センターの吉田等研究第一部長、(独)土木研究所の山口嘉一上席研究員、山口大学大学院理工学研究科の清水則一教授から、ダムの経過年数を考慮した安全管理の提案、ダムの安全管理の最近の動向と今後の課題、新しい計測技術であるGPSを用いた変位計測技術についての講演がありました。
 午後からは、新しい計測技術@、新しい計測技術A、実ダムでの計測事例という三つのテクニカルセッションで、13題の発表がありました。その内容はGPSによるダムの計測の報告、合成開口レーダーやビデオカメラなどの新しい計測技術、大きな地震を受けたダムの安全確認や特殊な地質を基礎とするダムの計測結果の報告等、ダムの安全管理、計測に関する幅広い分野に及びました。
 最後に、(独)土木研究所の安部友則水工研究グループ長が閉会の挨拶を行い、シンポジウムは終了しました。
 シンポジウムには、大学、官公庁、電力会社、建設コンサルタント、計測機器メーカ−などから90名の方が参加し、キーノートスピーチや発表に対して活発な質問や意見の交換がありました。本シンポジウムは、ダムの安全管理・点検のための計測技術について、大変有意義な成果を納め、所期の目的を達成して終了しました。

   

 
本庄実行委員長の挨拶

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