行事紹介 行事報告
行事報告
ダム工学会 第2回語りべの会 開催報告
12月4日(火)に東京大学の生産技術研究所内の駒場コンベンションホールにて第2回語りべの会を開催しました。 開催の挨拶では、山内ダム工学会会長(株式会社間組)が、「ダム技術の活性化・技術者全体の士気の向上のためには若手技術者の活性化が必要不可欠」と、語りべの会の趣旨を語るとともに、若手技術者へ向けたメッセージを話されました。 講演では、中華人民共和国清華大学の安教授と(財)国土技術研究センターの桑原技術顧問のご両名に講演をしていただきました。 安講師には、来年開催される北京五輪を前に深刻化している、中国の水・電力不足を背景に進められている、三峡ダム建設に始まるダム建設の現状とその問題点・課題について講演をしていただきました。 桑原講師には、ご自身の若手時代に経験した失敗が基となり土木地質学に新たな知見が取り入れられた事例や、既成概念に囚われてしまい探査結果を素直に解釈できなかった事例を基に、自身の成長と土木地質学の関係について振り返りながら、若手技術者へのメッセージを話していただきました。 意見交換会では、昨年度より大幅に質疑応答や意見交換の時間を設けたため、講師の方、コーディネータ、参加者の間で活発な意見交換が行われ、また会場の学生からも質問が出るなど白熱した議論が展開し、昨年度以上に素晴らしい会となりました。 プログラム
★開催挨拶 ダム工学会会長 山内 彪
★講 演 「中国におけるダム整備の現状と新しいダム技術適用の試み」 語りべ:中華人民共和国 清華大学 土木工学部 水利水電(ダム)工学科 教授 安 雪暉(あん しぇふぇい)
★講 演 「迷探偵『地質野調兵衛』」 語りべ:(財)国土技術研究センター 技術顧問 桑原 啓三
★意見交換会
語りべ 清華大学 教授 安 雪暉 (財)国土技術研究センター 技術顧問 桑原 啓三
コーディネータ 東京大学工学系研究科 准教授 石田 哲也 (独)水資源機構ダム事業部 課長補佐 染谷 健司 (株)アイ・エヌ・エー 技師 横山 冴子 → 意見交換会の発言内容は こちらへ
意見交換会での議論状況(写真左から、石田・安・桑原・染谷・横山)
学生参加者からの質問状況
語りべの会の会場の様子