行事紹介 行事報告
行事報告
ダム工学会 第4回語りべの会 開催報告
1月18日(月)に東京大学本郷キャンパスの山上会館にて「第4回 語りべの会」を開催しました。 「語りべの会」はダムに関わる土木技術者や学生を対象とし、ダム技術やダムに関する様々な話題に触れる機会を提供するとともに、学・官・民の連携・交流を深めることを目的として年1回開催しています。 第4回となる今回は、国際連合大学上席学術顧問・東京大学名誉教授の高橋裕先生、近畿大学准教授の岡田昌彰先生を語りべにお迎えして、近代日本の発展の礎となった土木事業にまつわる「人」と「土木作品」を題材としたご講演を頂きました。 高橋先生のご講演では、昭和31年に完成した佐久間ダムの建設に力を注いだ永田 年(すすむ)の功績や人柄、現場での逸話を交えながら、戦後を脱却し国土の発展に邁進していた当時の時代背景や土木技術者の心意気などについてご講演頂きました。 岡田先生のご講演では、全国各地のダムや浄水場などの水利土木遺産が社会資本として果たしてきた役割やデザイン思想をひも解きながら、土木遺産の保全や研究、活用の意義についてご講演頂きました。 また、講演後には若手の会メンバーがコーディネーターを務め参加者と語りべによる意見交換を行いました。より良い社会資本を後世に残していくために、これからの土木行政や土木技術者があるべき姿、公共事業が果たしてきた効用を土木技術者自らが胸を張ってPRすることの重要性、先人の苦労や失敗の経験を学ぶことの重要性など、幅広い話題について活発な意見交換が行われました。 参加人数
プログラム
★開催挨拶 ダム工学会副会長 濱口 達男
★講 演 「永田年(すすむ)と佐久間ダム」 語りべ:国際連合大学上席学術顧問・東京大学名誉教授 高橋 裕先生
★講 演 「水利土木遺産を見る」 語りべ:近畿大学理工学部社会環境工学科 准教授 岡田 昌彰先生
★参加者と語りべによる意見交換会
コーディネーター(若手の会) 東京大学 工学系研究科 社会基盤学専攻 准教授 石田 哲也 前田建設(株) 技術研究所 技術開発グループ主任 島村 亜紀子 意見交換会の内容はこちら→
意見交換の様子(写真左から島村、石田、高橋先生、岡田先生)
会場の様子