さる1月26日(水)、東京大学本郷キャンパスの山上会館にて「第5回 語りべの会」を開催しました。
「語りべの会」はダムに関わる技術者や学生を対象に、ダム技術やダムに関する様々な話題に触れる機会を提供するとともに、学・官・民の連携・交流を深めることを目的として開催しています。
今回は“これからの水とのつきあい方”を会のメインテーマに、語り部として阪田憲次岡山大学名誉教授から「ダムの役割を考える」の講演を頂くとともに、参加者によるディスカッション・発表を行いました。
阪田名誉教授のご講演では、老朽化や地球温暖化といった社会基盤を取り巻く環境の変化(課題)がある中での、ダム再開発の必要性についてご講演頂きました。ダムの有効活用と長期効用を図るという観点から、再開発の考え方や様々な事例を紹介頂き、今後のダムの可能性をお示し頂きました。
また、今回は、新しい試みとして、参加者を含めてのディスカッションを実施しました。若手の会実行委員では、語り部の会に至るまで、水・ダムに関する課題として、利水・治水・報道という観点から議論を進めてきました。今回は、“これからの水とのつきあい方を考える”きっかけをつくりたいとのことで、上記について皆でディスカッションを行ったものです。ディスカッションの導入として、石田委員より「洪水時のダムの運用や治水の課題について」若手の会の検討結果の報告をした後、参加者によるディスカッション・発表を行いました。新しい試みでしたが、各班とも活発な意見交換がなされ、考えを深めることができたのではないかと思います。
参加人数
学生 |
官公庁
財団等 |
建設会社 |
コンサルタント |
他、民間
一般参加 |
総 計 |
17 |
9 |
20 |
15 |
6 |
68 |
※事務局を含む
プログラム
★開催挨拶
ダム工学会 会長 本庄 正史
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★講 演 「ダムの役割を考える」
語りべ:岡山大学 名誉教授 阪田 憲次 先生
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★「洪水時のダムの運用や治水の課題について
若手の会の検討結果の報告」
若手の会実行委員 石田 哲也
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★洪参加者によるディスカッション
参加者はは6班に分かれ、各テーマについてディスカッションを行いました。実行委員が各班のディスカッションを進め、結果を発表しました。
各班のテーマ、コーディネーターは以下の通りです。
1班 利水 長部委員、小杉委員
2班 利水 石田委員、西村委員
3班 治水 泉委員
4班 治水 新家委員
5班 報道 中野委員、袴田委員
6班 報道 神戸委員
意見交換会の内容はこちら→
ディスカッション中の会場の様子
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