一般社団法人ダム工学会
 
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行事報告

 

 

   
 

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ダム工学会20周年記念シンポジウム

パネルディスカッション
「ダム工学の今後の発展と市民の期待」

趣旨説明
コーディネーター 京都大学 教授 角 哲也

          

 今から2時間でございますけれど、パネルディスカッションの進行をさせて頂きたいと思います。よろしくお願いします。それでは、まず始めに、私の方からパネルディスカッションのテーマについてご紹介させて頂きます。


 今、ダム事業を取り巻く環境状況ということで、今日も近藤様、それから魚本先生から、ご案内頂きましたように、今このテーマに対する市民の理解、あるいは情報提供というような、課題になっています。今までダムの事業者サイドといいますか、技術者サイドは色々な形で計画をし、具体的に設計をし、事業をして、世の中に提案をして作ってきたわけですけれども、直接ダムに関係する方々だけではなく、一般の市民の方に対する理解あるいは情報提供ということも非常に求められてきているということではないかと思います。


 それで、従来環境問題、課題ということでアセス、それから河川法が改正されまして、流域委員会等で色々な計画論についての意見、情報提供、ディスカッションが進んでいるわけです。まさに今日出席していただいている山田教授もメンバーとして加わって頂いておりますが、今後の治水のあり方を考える有識者会議ということで、ダムが一つの社会的な課題・話題になっているというのも事実でございますので、このダム工学会として、どのような情報提供のあり方、それから今後に対する社会の提案をしていくのかということが問われているということではないかと思います。
 このシンポジウムでは、ダム技術者サイド、今日はちょうど6名の方にパネラーになって頂きましたけれども、いわゆる主体的に事業者サイドとして進めてこられた方からのご意見、また受け手側と言うのでしょうか、市民や社会がどのような形でそれを今まで感じ受け止めてきたか、あるいは今後どういう形で情報を流していくべきだろうかという、受信者側の立場、この両方の観点からディスカッションを進めたいと思います。その中から、このダム工学会あるいは皆さんダム技術者、それぞれの方々がそれぞれの分野でどのような、今後の進むべき方向を見つけていったらいいのかと、そういうきっかけになればいいと思います。テーマとしては、下に3つ書かせていただきましたけれども、現状の問題認識、それからダム技術者の情報発信、それから受信という形の相互交流を深めること、それからこういうことを踏まえて、今後1,000年後と書きましたけれども、これは入江会長から後ほど話題提供がありますけれど、今後に向けてということで、時間的な長いスパンで見た時のこのダム工学、あるいはこれを含めた国土というものをどのように残していくのかという点で提案をできるかというふうに思っております。


 今回のパネラーの6名の方を、ここに書かせて頂きましたが、それぞれの冒頭で自己紹介を含めてお話し頂きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いし致します。それではまずはじめの話題から進めさせて頂きたいと思います。

 

 

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