一般社団法人ダム工学会
 
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行事紹介

宮ヶ瀬ダムってどんなダム?

 

■大規模重力式コンクリートダム

 ダムの高さは156mで国内の重力式コンクリートダムでは第2位です。堤体コンクリート量は約200万立方メートルで国内の重力式コンクリートダムの中で最大です。
 大量のコンクリートを効率的かつ経済的に施工するため日本が独自に開発したRCD工法(ローラでダムコンクリートを締め固める工法)を駆使して施工されました。

 

建設中の宮ヶ瀬ダム
 

宮ヶ瀬ダム全景

 

位置:左岸

神奈川県相模原市津久井町青山地先

神奈川県愛甲郡愛川町半原地先

   右岸

神奈川県愛甲郡清川村宮ヶ瀬地先
神奈川県愛甲郡愛川町半原地先

河   川

1級河川相模川水系中津川

建設の目的

洪水調節・流水の正常な機能の維持

水道用水・発電

堤高・堤頂長

156m・375m

流域面積・湛水面積

213.9Ku(うち導水面積112.5 Ku)・460ha

総貯水容量

193,000千m3

ダム事業者

国土交通省関東地方整備局

事業着手・竣工年

1971年・2001年

総事業費

3,993億円

 

■地元の人々の理解と協力によってできたダム

 ダムの建設に伴って281戸の家屋が移転しました。補償工事として移転代替地が造成され、湖に面した2カ所に合わせて52戸、その他は厚木市郊外の宮の里へ移転しました。
 地元の人々の理解と協力の下に生まれたダムです。

 

水没地の航空写真
 

■ビオトープの整備など環境保全に努める

 自然豊かな丹沢山系で進められた事業であり、自然環境の保全を積極的に行うこととし、動植物の生息地の保全・復元を図るためのビオトープの整備を実施しています。沢の流れを復元したり、湿地を造成したりした結果、多様な植物が育ち、野生動物の足跡が見られるようになりました。           

 

夜間ビオトープを訪れたキツネ

 

■周辺整備への取り組み

 「人と自然、都市と地域の交流・共存をめざす自然公園的機能をもった都市近郊リゾート地の形成」を基本理念として、自然環境を生かした周辺整備を実施し、一般に開放しています。東京都心から約50km、横浜や川崎の市街地から約40kmという好立地にありレジャー目的で訪れる人も多いのが特徴です。

 

 
宮ヶ瀬湖畔園地の大噴水とジャンボクリスマスツリー
 

出 展:(財)日本ダム協会 ダム便覧HP
  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jdf/Dambinran/binran/All/All_0703.html
もっと知りたい!:相模川水系広域ダム管理事務所HP
  http://www.ktr.mlit.go.jp/sagami/index.htm
財団法人宮ヶ瀬ダム周辺振興財団HP
  http://www.miyagase.or.jp/index.html
 

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