一般社団法人ダム工学会
 
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平成24年度 北海道地区現場見学会 開催報告

          
一般社団法人ダム工学会 企画運営委員会
活性化推進小委員会 北海道地区幹事


 北海道ブロックでは、平成24年度の現場見学会を、下記の通り平成24年10月12日に京極発電所工事現場にて開催し、無事終了しましたので報告いたします。

 見学場所である京極発電所は、上部調整池から下部京極ダムまでの総落差約400mを利用して、3台の水車・発電機により最大60万KWの発電を行う純揚水式発電所です。
 北海道電力鰍ヘ、長期的な電力の安定供給を確保するため、また電源の多様化を図り、ピーク供給力の増大や揚水による電力の貯蔵機能を目的として京極発電所の建設を推進しています。

 今年度の見学会もダム工学会と北海道土木技術会との共催で実施し、「土木の魅力」を次世代の技術者に伝えることを目的として室蘭工業大学の学生(3年生58名)にも参加頂き、一般技術者も含めて総勢86名の大見学会となりました。

 当日は、午前9時30分にJR札幌駅をバスで出発し、京極町で早めの昼食を済ませて12時30分に北海道電力鰍フ京極水力発電所建設所に到着しました。
 京極水力発電所建設所〜現場まで車で30分程度かかるため、移動の時間を利用した車中で、北海道電力鰍フ方から「京極発電所の事業概要」として、発電計画の概要や各施設の概要、技術的な特徴、事業の進捗について、DVDやパンフレットによりご説明頂きました。

 現場見学は、参加者が大勢となることから、一般技術者と学生の2班に別れて上部調整池と下部ダムを見学しました。
 アスファルト表面遮水壁を採用している上部調整池では、表面遮水壁の施工状況を見学し、中央土質遮水壁型ロックフィルダムの下部京極ダムでは、堤頂部や洪水吐きの施工状況を見学しました。
 現場では北海道電力の方から現場に掲示してあるパネルで丁寧なご説明を頂き、多くの質問に対して明確なご回答を頂きました。
 また、大学生も普段見ることのない大規模な施工現場に驚くとともに深い興味を示されていました。

 今回の現場見学会にあたり、特に北海道電力鰍フ皆様には、ご多忙の中、現地案内をはじめ多大なご協力とご配慮を賜り、ここに厚く御礼申し上げます。



<平成24年度 北海道地区現場見学会 概要>

1.開催期日:平成24年10月12日(金)日帰り
2.見学場所北海道電力株式会社 京極発電所
3.参加人数:86名

機 関 大 学
関 係
建 設
会 社
ゲート・
資材会社
 コンサルタント 合計
人 数 62 11 7 6 86


4.見学会及び講演会の内容

項 目 時 刻 内 容 備 考
集  合
920 ・JR札幌駅

  

バス移動
930
 〜1130
・見学会資料配付
・スケジュール、注意事項説明

幹事

  

1130
 〜1225
・京極町 名水プラザで昼食  

現場移動

1230
 〜1300
・工事事務所に立ち寄り、北海道電力鰍フ方を乗せて現場へ移動
・京極発電所の事業概要、発電計画、技術的特長をDVDとパンフレットで説明
・質疑応答
北海道電力 

現場見学

1300
 〜1530
・上部調整池:アスファルト表面遮水壁見学
・下部京極ダム:堤体・洪水吐き見学
・工事事務所戻り:参加者全員の集合写真撮影
北海道電力

バス移動

1530
 〜1730
・大学生は室蘭で解散
 

解  散

1730 ・JR札幌駅  



5.現地写真

 

左:上部調整池展望台からの全景
右:上部調整池にて北海道電力鰍フ方より説明を受ける学生

写真:下部京極ダムの現場状況

左:下部京極ダムにて北海道電力鰍フ方から説明を受ける一般技術者
右:参加者集合写真
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