平成 25 年度中部・近畿地区現場見学会及び講演会につきましては、下記のとおり「兵庫県 金出地ダム施 工現場」および、「関西電力 大河内発電所」にて開催し、無事に終了いたしましたので、御報告致します。
　
　今回の見学会の参加人数は、事務局を含め44 名で、例年同様多くの方々に参加していただきました。

　当日は、午前10 時にJR 相生駅をバスで出発し、講演会会場である兵庫県立先端科学技術支援センター(兵 庫県赤穂郡上郡町)に移動しました。
　
　現地到着後、見学先を代表して兵庫県光都土木事務所の糟谷所長より開会の御挨拶をいただいた後、同事 務所の吉田課長より金出地ダムの事業概要を説明していただきました。
　
　その後の講演会では、京都大学大学院工学研究科の岸田准教授より「不連続性岩盤の最近の研究動向」と 題し、大規模ダム(黒部ダム等)建設における我が国の岩盤工学の深化や、マルパッセダム(フランス)決壊事故 の原因とその教訓、近年の岩盤工学･岩盤力学の研究事例等について御講演いただきました。

　講演会終了後、昼食休憩を挟んで、金出地ダムJV の西浦副所長より「施工状況と見学ルート」の御説明 をいただきながら、金出地ダムサイトへバス移動しました。現場到着後、右岸天端付近の展望台にて工事の 全景を見ながら工事概要を説明していただいた後、骨材貯蔵設備やコンクリート打設現場を見学しました。

　金出地ダム見学後は、大河内発電所に向けへバスで約２時間移動しました。移動の道中には、佐久間ダム 工事の記録映像を鑑賞しました。

　大河内発電所では、まず、地下発電所にて関西電力の小林所長、北井所長代理より、水車やモーター等発 電施設について御説明いただきました。その後、下部ダムである長谷ダムに移動し、田中所長代理より御説 明いただきながら、ダム天端から堤体や発電所の取放水口等を見学しました。

　当日は天候にも恵まれ、滞りなくスケジュールを終えました。また、今回は学生参加者も多数あり、ダム に興味を持っていただく良い機会になったかと思います。今後もアンケート等を参考に、有意義な見学会・ 講演会を企画して参りたいと思います。
　
　最後に、光都土木事務所・金出地JV・関西電力の皆様には、ご多忙の中、会場の準備や現地の御案内等々、 多大なご協力を賜りました。ここに厚く御礼申し上げます。

＜平成25年度　中部・近畿地区現場見学会及び講演会概要＞

１．開催期日：平成25年9月30日（月）　※日帰り
２．見学場所：金出地ダム（兵庫県）　大河内発電所（関西電力）
３．講演会場：兵庫県立　先端科学技術支援センター
４．参加人数：44名

５．見学会及び講演会の内容

６．現地写真
　

写真１　兵庫県光都土木事務所 糟谷昌俊所長による開会挨拶

写真３　京都大学大学院工学研究科 岸田潔准教授による講演
テーマ「不連続性岩盤の最近の研究動向」

写真４　金出地ダム展望台からの見学状況

写真５　現場見学会集合写真(金出地ダム施工現場)

　

写真７