一般社団法人ダム工学会 企画運営委員会
活性化推進小委員会 九州地区連絡会 幹事
ダム工学会九州地区連絡会では、今年度で16回目となる立野ダムの現場見学会を、令和3年12月16日(木)に「WEB 配信」にて開催し、無事終了しましたので御報告致します。
1.はじめに
ダム工学会九州地区連絡会では、一般・学生の方々、ダム技術者・研究者およびダムファンに、ダム現場見学や講演会の場を提供することで、ダムに関する基礎知識や情報を社会に広く適切に伝え、ダムに親しんでもらえるようにとの思いから始めました。
本年度は、西松建設(株)、(株)安藤・間、青木あすなろ建設(株) 特定建設工事共同企業体の協力を得て、熊本県の「立野ダム」の建設見学会を WEB
配信にて開催し、盛況のうちに無事終えることができましたので、以下に実施した概要をご報告いたします。
2.見学会の概要
開催概要は以下のとおりです。
●開催日
開催日:令和3年12月16日(木曜日)
●参加者 :52 名
開催日 |
大学(学生) |
官公庁 |
民間 |
一般 |
計 |
12月16日(木) |
5名(3名) |
5名 |
41名 |
1名 |
52名 |
●見学会プログラム(当日配布資料)
3.立野ダム見学
(1) 立野ダム事業概要説明
まずは立野ダム JV 工事事務所の中井所長より立野ダムの事業概要説明を頂きました。
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【中井所長による説明】 |
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【事業概要動画】 |
(2) 立野ダム現場見学
立野ダムは、白川上流域に、洪水調節を目的として計画された治水専用ダムで、堤高 87m、堤体積約 40 万m3、総貯水量 1,010 万m3
の重力式コンクリートダム(流水型)です。
見学は、事前に撮影した動画により全景~転流工~堤体工~減勢工~左岸リムトンネル~打設状況(夜間打設)の順で行いました。
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【全景】 |
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【仮設備】 |
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【転流工】 |
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【堤体工】 |
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【減勢工】 |
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【左岸リムトンネル】 |
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【打設状況(夜間打設)】 |
4.講演会
九州大学大学院工学研究院 矢野真一郎教授より、「気候変動・流域治水・ダムによる適応」というタイトルにて、講演を頂きました。
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【矢野真一郎会長による講演】 |
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【講演状況】 |
5. おわりに
今年度は、新型コロナウイルスの影響もあり、WEB 配信による建設中の立野ダムを見学するコースとしました。
WEB 配信という初めての試みによる現場見学会および講演会のため、不慣れなこともあり、参加者やご協力いただいた関係者にはご負担をおかけしましたが、参加頂いた方からは「建設中のダム現場を見る機会は中々無いのと、機会があっても実際に現地まで足を運ぶのは大変なので、オンラインという形で現場を見学出来たのはとても良い機会になりました。」などのご意見を頂き、概ね満足頂けたかと思います。ご協力を頂いた立野ダム建設事務所の方々、立野ダム
JV 様その他関係各位には厚く御礼申し上げる次第です。
開催報告PDF ダウンロード |
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