一般社団法人ダム工学会
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行事報告

 

 

   
 

活性化推進小委員会 行事報告

ダム工学会
【with Dam☆Night in 仙台 2022】
開催報告

活性化推進小委員会 東北地区委員 冨澤 大

1、開催当日

 今年度も、ご自宅で楽しめるようweb講演形式で魅力あふれるダムの世界を発見・発信する一夜だけのイベント「with Dam☆Night in 仙台2022」 を開催いたしました。今回は、「with 北海道」として、北海道からもご講演いただきました。
 学生・研究者のみなさんが行き交う東北大学キャンパス内のスタジオから発信し、ダムファンを迎えるのは、ダムの第一線で活躍されている皆様や、ダムファンの最高峰の方々です。
 今宵はどんな夜噺を聞かせていただけるのでしょうか。年に一度、ダムの魅力をともに語り合う一夜限りの「ダムLOVEなイベント」の始まりです。

司会の加納氏(左)、事務局の権神氏(右) web配信の状況

2、概要およびプログラム

(1) 日時:令和4年11月24日(木)18:30~21:30

(2) 会場:東北大学工学研究科 人間・環境系教育研究棟 309スタジオ から発信

(3) プログラム

開会挨拶
出水 重光 氏
(ダム工学会 会長)
夜噺1:「地域とともに取り組んでいる川内沢ダム建設事業」
尾形 拓也 氏
(宮城県仙台地方ダム総合事務所
建設班 技術次長 (班長))
夜噺2:「成瀬ダム工事 バーチャル現場見学」
松本 孝矢 氏
(鹿島・前田・竹中土木特定建設工事共同企業体
成瀬ダム堤体打設JV工事事務所 副所長)
夜噺3:「豊かさの再定義〜ダイアログネイチャーツアーと湖畔のカフェ〜」
瀬川 然 氏
(ネビラキ 代表 )
夜噺4:「ダムとイベント~マニアは何故ダムへと向かうのか?~」
SUJUN 氏
(ダムマイスター)
夜噺5:「北海道のダム自慢~みんなおいでよ北海道~」
尾山 玲 氏
(株式会社ドーコン 水工事業本部
水工部 グループ長、ダムマイスター)
閉会挨拶
京谷 孝史 氏
(活性化推進小委員会 東北地区委員長)
ダムLOVE唱和
丹羽 尚人 氏
(活性化推進小委員会 東北地区委員)
司会
加納 実 氏、権神侑貴 氏
(活性化推進小委員会 東北地区委員)

3、プログラム内容      

開会挨拶

 wDNはダムの魅力を発信する貴重な場となっています。第一部では、川内沢ダム工事と成瀬ダム工事の紹介をいただきます。第二部では、ダム観光やダムイベント、北海道のダムを紹介いただきます。
 ダムの魅力を再発見する会となり、ダムの魅力が広がる事を祈念していただき、開会の挨拶を頂戴しました。

ダム工学会 会長 出水 重光 氏

夜噺1 「地域とともに取り組んでいる川内沢ダム建設事業」

 荒砥沢ダム災害復旧工事や東日本大震災の災害復旧と復興まちづくりに携われてきた尾形氏に工事の現況について、ご説明していただきました。
 川内沢ダム事業では、地域との連携を大切にしており、誰もがダム事業を身近に感じられるように川内沢ダムの川内と愛島のあいを取り「川内あい」と名付けたイメージキャラクターを誕生させて、広報誌やHP等で活用するとともに、現場のあらゆる所で活用し現場のイメージUPや地域住民に愛着を感じてもらい相乗効果を目指しているとの事でした。地域住民の方たちも安心してダム工事を見守っているのではないかと感じました。

尾形 拓也 氏 イメージキャラクター
「川内あい」

夜噺2 「成瀬ダム工事 バーチャル現場見学」

 副所長として成瀬ダムの施工に携わっておられる松本氏と小倉氏により、バーチャル現場見学会について、ご説明していただきました。
 バーチャル現場見学では位置図に記された施工場所を選択すると360°カメラで現場を見ることが可能で普段では絶対に見ることが出来ない施工中の現場内を見させていただき、ダムファンにとっては、まさに歓喜の瞬間でした。また、位置図に記された施工場所の現場写真をもとに施工中の状況等を丁寧にご説明いただき、現地で見学会を体験しているかの様な貴重な時間となりました。

松本 孝矢 氏、小倉 精太氏 バーチャル見学会

夜噺3 「豊かさの再定義〜ダイアログネイチャーツアーと湖畔のカフェ〜」

 湯田ダムがある西和賀町で地元の中と外を繋げるハブパーソンとして地域の魅力を発信されている瀬川氏にダムとの関係性についてご説明していただきました。
 湯田ダムでは春に雪解け水を放流するスプリング放流のイベントが開催されており、湯田貯砂ダムではレインボーライトアップが行われており、西和賀町は四季折々の美しい自然を楽しめる場所で観光的な面でも人を呼び寄せるダムと町との事です。特産品は、「わらび、大根の一本漬け、地元の生乳を使った加工品」等で、「ユキノチカラ」という統一感を持ったデザインで売り出して行くブランド活動も行っているとの事でした。西和賀エリアで人をもてなし価値を高めて暮らしている人の誇りや自信に繋げていきたいとの言葉はとても印象的でした。

瀬川 然 氏 ダイアログネイチャーツアー

夜噺4 「ダムとイベント~マニアは何故ダムへと向かうのか?~」

 2013年から東北・北関東・信越を中心にダムを巡り多くの見学会やダムイベントに参加しながらダム関連のファンイベントを開催しダムファンの交流の場を作っていただいているSUJUN氏にダムとイベントについて、ご説明していただきました。
 ダムマニアのコア度の違いによるイベントに求めるものの違いについてでは、ライトアップ、グルメ等の「映え」を求める「ライト層」から「キャリア向上」を経て、普段では入れない・触れない・今しか見れない箇所を追い求める「コア層」へと至る過程はとても楽しく共感できました。また、様々なダムイベントの魅力をご紹介いただき、ダムイベントに行ってみたいと思わせていただきました。

SUJUN 氏 ダムとイベント

夜噺5 「北海道のダム自慢~みんなおいでよ北海道~」

 30年以上ダムの設計・施工計画一筋で北海道のダム業務に従事されて来た尾山氏に北海道のダムについてご説明していただきました。
 北海道のダム自慢の中で日本のダムの歴史を紐解くと約1800年の歴史があり、北海道は約100年の歴史の中で200基のダムを造ったことは、本当に凄い事だと感じました。
 最近の北海道のダムイベントとしてアイスカルーセルのお話があり、今まで見たことがない北海道ならではの楽しみ方で、ぜひ参加したいと感じました。北海道のダム自慢をたくさんしていただきました。

尾山 玲 氏 アイスカルーセル

4、最後に

 今回も楽しく興味深い夜噺を聞かせていただきました5名の皆様に感謝いたします。web配信を通じて聞いていた多くのダムファンの皆様からは、数多くのコメントで感謝を伝えていただきました。
 最後に参加者全員で『ダムLOVEポーズ』をして、当会を終了しました。来年も参加者の皆さまを楽しませるコンテンツを考えて、多くの皆様と、楽しい一夜を過ごせるよう企画したいと思います。
 また来年も皆さまにお会いできることを心待ちにしております。

【ご意見・ご要望】

・初参加でしたが、とても勉強にもなったし、楽しかったです!いろんなイベントに参加して、みなさんにお会いしたいです!来年もぜひ、参加しますのでよろしくお願いいたします!

・どの方の講演もとても興味深く、楽しいもので、3時間があっという間に過ぎてしまいました。また機会があったら参加したいです、ありがとうございました。

・全体を通して,ダムの魅力やダムへの視点を知ることが出来た。
ダムが持つ独特の魅力を,プレゼンター各位の視点で言語化されており,ダムの魅力を再認識できた。

・可能であれば、期間限定でアーカイブ配信があると大変ありがたいです。


【申し込み状況】

 今年度もWeb開催としたこともあり、今回も全国から多数の参加者に参加いただきました。
 また、ダム関係者ではない一般の方にも多数参加いただき、一般の方に広くダム情報を伝える場を提供することができたと考えています。

(1)お住まいの地域
(2)属性

【アンケート結果】

 アンケート結果より、内容、開催形式について、好評をいただきました。
 また、今回、SNSで開催を知ったという人も何名かおり、twitterなどのSNSの効果は大きいと感じました。

今日のwith Dam★Night in 仙台
はいかがでしたか?
with Dam★Night in 仙台のWeb
開催形式はいかがでしたか?
with Dam★Night in 仙台をどこ
でお知りになりましたか?
今後このようなイベントがあれば
参加したいですか?

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