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足羽川ダムスペシャルツアー開催報告

                 
            一般社団法人ダム工学会 企画運営委員会
            活性化推進小委員会 中部・近畿地区幹事


 With Dam ★ Nightとは別日程で、足羽川ダムの見学ツアーを開催いたしました。同日にダム工学会の若手の会による「足羽川ダム、真名川ダム見学会」も開催されました。

  

 【開催概要】
1.開催日
令和6年9月18日(水)

2.参加者
 今回のツアー参加者は、募集上限25名程度に対して26名(事務局7名含む)の方にご参加いただきました。
 参加者はダム愛好家の方をはじめ、設備メーカーや大学生の方もおられました。

3.足羽川ダムの概要
 ツアー時 点での足羽川ダムは、本体打設が堤高の1/3程度まで進んでおり、ケーブルクレーンによる堤体打設の様子を見学できました。

表-1 足羽川ダムの概要
目的 洪水調節
集水面積 約105km2
型式 重力式コンクリートダム(流水型)
堤高 約96m
堤頂長 約351m
洪水時最高水位 EL.265.7m
総貯水容量 28,7000千m3
完成予定 2029年度


図-1 当日配布された資料

4.ツアー行程および状況
 見学日当日の13:50にJR福井駅東口に集合し、貸切バス1台にてダムギャラリーあすわへ移動しました。ダムギャラリーあすわで、若手の会による見学会参加者と合流し、近畿地方整備局足羽川ダム工事事務所の山﨑様からの挨拶がありました(写真-1)。
 その後、ダムサイトまでは貸切バスで移動し、上流左岸側から工事の状況を35分程度見学しました。移動中にはバッチャープラントや骨材プラント、濁水処理設備を見ることができました。設備規模の大きさにバス内では驚きの声が上がっていました。

 ダムサイトでは工事の進捗状況の説明がありました(写真-2)。ケーブルクレーンによる堤体打設が行われており、参加者の皆さんがその様子を撮影されていました(写真-3)。
また、急傾斜ベルトコンベアを使った骨材プラントからバッチャープラントへの骨材輸送の音などを聞くことができ、普段見ることできない視点での施工状況を見学されていました(写真-4)。
また、堤体上流面をバックに集合写真を撮影しました(写真-5)。

 再び貸切バスでダムギャラリーあすわへ戻り、足羽川ダム工事事務所職員より足羽川ダムの事業説明を25分程度、河床部放流設備の模型やポスター見学を15分程度行いました。
 足羽川ダムの事業説明では、契機となった福井豪雨の被害状況や福井市中心部の標高と足羽川・九頭竜川・日野川の計画高水位の関係、流水型ダムの特徴、洪水時に水海川の水を引き込むための水海川導水トンネルなどのご説明をしていただきました(写真-6,7)。
説明後には参加者からの質問もあり、活発な質疑応答が繰り広げられていました(写真-8)。
模型やポスター見学では、既に堤体内に埋設してしまっている河床部放流設備の模型や据付時の動画などを熱心に見学・撮影されていました(写真-9,10,11)。

 17:00頃にダムギャラリーあすわを出発し、集合場所でもあったJR福井駅東口に到着致しました。少し蒸し暑い中での開催でしたが、体調不良者や怪我人もおられず、無事ツアーを終了いたしました。

写真-1 写真-2
写真-3 写真-4
写真-5 写真-6
写真-7 写真-8
写真-9 写真-10
写真-11 写真-12


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