尾原ダムは堤体積が627千m3の重力式コンクリートダムであり、堤高90mのうち、河床部から高さ32m区間はダンプ直送RCD工法、その上部の高さ37m区間は21t級タワークレーンと13.5t級ライジングタワーを使用したRCD工法、頂部の高さ21m区間は拡張レヤ工法で打設する施工法を採用している。
ダムサイト直下流には18軒の民家があり、周辺環境負荷低減への配慮が必要なことや、工事によって失われる森を復元する活動(1000年の森づくり)として、斐伊川の上下流の述べ80校の小学生が参加して、どんぐりから育てた苗を法面に植樹するなど環境保全を図っている。
平成18年6月より基礎掘削を開始し、平成19年7月頃よりコンクリート打設開始を行う計画で施工中である。 |