一般社団法人ダム工学会
 
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現地見学会 案内

ダム工学会  第32回ダム現地見学会
見学するダムの概要と現況

 

 

<尾原ダム>

 尾原ダムは堤体積が627千m3の重力式コンクリートダムであり、堤高90mのうち、河床部から高さ32m区間はダンプ直送RCD工法、その上部の高さ37m区間は21t級タワークレーンと13.5t級ライジングタワーを使用したRCD工法、頂部の高さ21m区間は拡張レヤ工法で打設する施工法を採用している。
 ダムサイト直下流には18軒の民家があり、周辺環境負荷低減への配慮が必要なことや、工事によって失われる森を復元する活動(1000年の森づくり)として、斐伊川の上下流の述べ80校の小学生が参加して、どんぐりから育てた苗を法面に植樹するなど環境保全を図っている。
 平成18年6月より基礎掘削を開始し、平成19年7月頃よりコンクリート打設開始を行う計画で施工中である。

 

<志津見ダム>

 志津見ダムは堤体積が432千m3の重力式コンクリートダムであり、拡張レヤ工法にて打設しています。コンクリート運搬は2基のタワークレーン(13.5t、15t)と150tクローラクレーンで行い、サービスエリア外については、堤体内ではクローラダンプ、減勢工へはバケット移動台車による運搬を行っています。
 コンクリート打設は平成18年4月より開始し、同年7月の大雨災害による打設休止(約4ヶ月)を経て、本年5月に定礎式を迎え現在に至っています。
 志津見ダムの洪水調節方式は、常用洪水吐きはゲートレスとし、さらに堤高を自然越流頂と一致させ、管理用通路として利用可能な形状とすることで、管理橋を廃止して構造を簡素化することにより、工期の短縮やコスト縮減を図っています。
 志津見ダムのコンクリート骨材は、付替道路工事や堤体掘削等からの発生材を利用しています。また、施工設備の防音建屋構造、残土処理場における防音柵の設置による騒音対策や、伐採木、脱水ケーキ・スラッジ等の建設副産物を有効利用することで環境負荷低減に努めています。

 

 

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