開 催 内 容 |
1.会長挨拶 |
一般社団法人ダム工学会 会長 入江 洋樹 |
概
要 |
現在のダム事業に対する厳しい現状をふまえ、「ダムの有効活用」と「水不足に対する世界貢献」を二つの柱としたダム工学会の今後の方向性についてお話をいただいた。
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真 |
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挨拶風景 |
挨拶:入江会長 |
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2.基調講演
『ダムと社会の関わり』 |
社団法人土木学会 前会長 近藤 徹 |
概
要 |
何故、水害体験者がダム事業反対なのか。受益者である住民がダム反対派となる背景や、ダムを正しく理解してもらう手段について、ダムに関わる歴史や事業者としての実体験を交えお話をいただいた。また、国民の生命・財産を守る河川事業について安全工学の信頼性理論などをふまえて、ご講演いただいた。
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真 |
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講演風景 |
講師:近藤前会長 |
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3.学術講演
『コンクリートダムと台形CSGダム』 |
独立行政法人土木研究所 理事長 魚本 健人 |
概
要 |
海外と日本のダムの違いや現状から、今、注目されている台形CSGダム誕生の社会的背景などについてご説明いただきました。さらに、台形CSGダムの材料・設計・施工面などの特徴について、従来のダムと対比し、そのダム技術の発展の中での位置付け等について見解を述べられた。
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真 |
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講演風景 |
講師:魚本理事長 |
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4.パネルディスカッション
『ダム工学の今後の発展と市民の期待』 |
参
加
者 |
コーディネーター
京都大学 教授 角 哲也 |
パネリスト
一般社団法人ダム工学会 会長 入江 洋樹
ダム工事総括管理技術者会 副会長 加瀬 俊久
財団法人宮ヶ瀬ダム周辺振興財団 理事長 小林 勲
株式会社クレアリア 相談役 佐野 憲次
中央大学 教授 山田 正
慶應義塾大学 教授 米田 雅子
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概
要 |
趣旨説明
テーマを「ダム工学の今後の発展と市民の期待」とし、3つのQuestionについて、ダム工学会代表者、ダム水源地の代表者、オピニオンリーダー、学識経験者、設計・施工に携わるダム専門家という幅広い分野の方々から、それぞれの視点で議論して頂いた。
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Q1「ダムを取り巻く社会環境とダムの役割に対する現状認識」
ダムは、治水・利水対策としての役割や、新たな水辺空間の創出による観光資源としての役割等、さまざまな役割を担っている。一方、「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」により、ダム事業のあり方に関して議論がなされています。このような状況を踏まえて、現在ダムが果たしている役割や課題について議論して頂いた。
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Q2「ダム技術者による情報発信」
もしダムがなかった場合、国民生活に生じる影響は大きなものがあるものと考えられる。ダムに係る技術者は、積極的にこの点を情報発信していくことが重要と考えられる。
ダムを取り巻く社会状況を踏まえて、ダムに携わる技術者の方々に、情報をどのように発信するべきなのか、現状の取り組みの紹介や意見をお伺いした。
また、ダム・ダム技術者が発信すべき情報に関して、その内容や発信方法等に関して、ご意見・アドバイスを頂いた。
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Q3「1000年後の子孫に美しい国土を引き継ぐためには」
社会資本整備に関する情勢は厳しい状況にありますが、社会資本整備の基本は、長期的視野に立って次世代のための国土整備を積み重ねていくことにある。また、地球規模での温暖化・人口増を背景とした水問題も顕在化している。
地球規模で、次世代あるいは1000年後の人々に安全で安心な美しい国土を引き継ぐために、ダムに携わる技術者は何をすべきなのか、ダム工学に係る人々への今後に向けた期待に関して、ご意見をいただいた。
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質疑
有識者会議の中で、河川の計画の基本的なところの見直しが議論されているように思える。その考え方と、諸外国での取り組みについて、教えていただきたいと聴講者から質問があり、それに対しパネラーからアドバイスをいただいた。
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まとめ
ダム工学に関する今後の課題(期待)として、地球温暖化による水資源リスクの増大、再生可能エネルギーの利用拡大と水力エネルギーの役割、ダム工学の技術継承についてお話いただきました。
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パネルディスカッション風景(全体) |
パネルディスカッション風景(左) |
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パネルディスカッション風景(右) |
コーディネーター:角教授 |
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パネリスト:入江会長 |
パネリスト:加瀬副会長 |
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パネリスト:小林理事長 |
パネリスト:佐野相談役 |
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パネリスト:山田教授 |
パネリスト:米田教授 |
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